Cambridge English
教授フレームワーク
Cambridge English教授フレームワークを活用して、教師としての成長を確認するとともに、次の目標を考えてみましょう。
このフレームワークでは、英語教師としての成長を基礎段階から専門家段階に至るまでの4段階に分け、英語教授知識を5つのカテゴリーに分類しています。各段階で効果的な指導に必要となる重要な能力をカテゴリー別に詳しく説明しています。
Cambridge English 教授フレームワーク
- 学習と学習者
Foundation
基礎段階Developing
開発段階Proficient
熟練段階Expert
専門家段階言語学習の概念の基本について理解している。 理解している内容の一部を授業計画の作成や授業で発揮することができる。
言語学習の多くの概念について一定の理解ができている。 理解している内容の一部を授業計画の作成や授業で発揮することができる。
言語学習の多くの概念について十分に理解している。 理解している内容を授業の計画や授業で頻繁に発揮することができる。
言語学習の概念について高度に理解している。 理解している内容を常に授業の計画や授業で発揮することができる。
- 教授法、学習、評価
Foundation
基礎段階Developing
開発段階Proficient
熟練段階Expert
専門家段階教授法、英語学習、評価の基本原理の一部を基本的に理解している。 基本的な教授法を使って、学習者のニーズの認識は基本的ものながら、計画を作成して、単純な授業を行える。
市販のテストと簡単な評価課程を使って、学習を支援・促進できる。
教授法、英語学習、評価の基本原理の多くをある程度理解している。 いくつかの異なった教授法を使って、学習者のニーズをある程度認識しながら、計画を作成して、単純な授業を行える。
簡単なテストを作成し、より詳細なテストを実施できる。いくつかの評価手続を使って、学習を支援・促進できる。
教授法、英語学習、評価の基本原理を十分に理解している。 幅広い教授法を使って、学習者のニーズを十分に認識しながら、計画を作成し単純な授業を行える。
効果的な口頭・筆記試験を選択したり作成することができる。評価手続を定期的に使って、学習を支援・促進できる。
教授法、英語学習、評価の基本原理を高度に理解している。 総合的な教授法を使って、学習者のニーズを全て認識しながら、計画を作成し詳細で高度な授業を行える。
効果的な幅広い口頭・筆記試験を作成できる。評価手続を常に使って、学習を支援・促進できる。
- 言語能力
Foundation
基礎段階Developing
開発段階Proficient
熟練段階Expert
専門家段階基本的な教授言語をあまり間違わずに使える。 CEFRのレベル A1とA2で教える言語の要点の例を提供できる。
CEFRレベル A2 以上の言語能力がある
教授言語をほぼ正確に使える。 CEFRレベルA1, A2, B1で教える言語の要点の例を提供できる。
CEFRレベル B1 以上の言語能力がある
教授言語を常に正しく使える。 CEFRレベル A1, A2, B1, B2で教える言語の要点の例を提供できる。
CEFRレベルB2 以上の言語能力がある
広範な教授言語を常に正しく使える。 CEFRレベルA1 – C2 で教える言語の要点の例を提供できる。
CEFRレベルC1
- 言語知識と言語に関する意識
Foundation
基礎段階Developing
開発段階Proficient
熟練段階Expert
専門家段階言語を説明するいくつかの重要な用語を認識している。 参考資料を使って、学習者の簡単な質問に答えられる。
言語を記述する多くの用語について一定の知識がある。 参考資料を使って、ほとんどの学習者の質問に答えることができる。
言語を記述する重要な用語について十分な知識がある。 参考資料なしに、ほとんどの学習者の質問に答えることができる。
言語を記述する重要な用語について高度な知識がある。 参考資料なしに、ほとんどの学習者の質問に詳細に答えることができる。
- 専門能力開発と価値
Foundation
基礎段階Developing
開発段階Proficient
熟練段階Expert
専門家段階指導があれば授業を簡単に振り返ることができ、フィードバックから学ぶことができる。 自らのニーズを自己評価するためには指導が必要
指導がなくても、授業を振り返ることができ、フィードバックに積極的に対応できる。 自らのニーズを自己評価することができ、いくつかの改善すべき点を特定できる。
授業を振り返って、それを次の行動につなげることができる。積極的にフィードバックを求めて、積極的に同僚に授業を見学してもらっている。 自分が教師として優れている点と劣っている点を自分で特定できるとともに、他の教師をサポートすることができる。
常に批判的に授業を振り返り、同僚の授業を見学して、専門能力の開発に熱心に取り組んでいる。 自分の優れている点、劣っている点をしっかりと自覚し、他の教師の能力開発も積極的にサポートしている。